アストリムに関する質問です。質問をクリックしていただくと、回答をご覧いただけます。
- 現在はどのような用途で使われていますか?
- 主にスポーツ分野で使用されています。持久力を必要とするトレーニングにおいて、酸素運搬能力の指標であるヘモグロビンの管理は重要です。日常のトレーニング時のみならず、最近注目されている高地トレーニングにおけるコンディションモニターとして使用されています。アスリートの方々にとって採血のストレスもなく頻繁に測定できるので、大切な試合前まで日々のコンディションをチェックすることが可能です。またヘモグロビン推定値と同時に指先の静脈血管幅を測定できます。
血管幅を計測することで、末梢血管での血流変化を視覚的に捉えることが可能です。 機能性食品、薬品などの研究開発施設で使われています。医療スタッフ不在の研究室などにおいて、無侵襲で生体モニターできる装置への関心度は非常に高まっており、新たな応用も出てきております。
- 血管幅の変化を見て何がわかるのですか?
静脈は血流の変化に応じてセンシティブに拡張・収縮反応を示します。
血流が促進されると、静脈の血管幅が拡張していることを捉えることができます。例えば、血流を促進する効果のある機能性食品、医薬品などを 摂取の前後の比較では有意に血管拡張の効果が判定できます。
(注:血流促進においては個人差があります)
指先を冷やした状態から回復する過程のデータを表示します。
- 病院などで貧血のスクリーニングに使用できませんか?
- 本商品は医療機器ではないため、診断・治療目的の使用はできません。
- 肌の色によってデータは影響を受けませんか?(日焼けによっての影響は)
- 肌の色、脂肪の厚さなどにより光の吸収が異なります。
個人差を補正するために、測定前に指の透過度を測定し、その指に適した発光量を調整いたしますので、
安定した結果が出るように考慮されています。但し、個人差はあることをご了承ください。
- 毛細血管を見ているのですか?なぜ静脈だけを捉えることができるのですか?
ASTRIMでは手の表面から1mm程中に入った細静脈を見ています。
(図参照)指の第二関節の骨と骨の隙間から、近赤外の光を透過させ、指表面から1~2mmm部分のみピント(被写界深度)が合うように設定されています。
動脈はより内部にあるため、画像として捉えることはできません。
- データはどれくらい記憶できるのですか?
- データはmicroSDかUSBメモリに保存されます。
microSD、USBメモリ1GBに約200測定分の記憶が可能です(1測定 約5MB)。
- 屋外(例えばフィールドなど)で測定することは可能ですか?
- バッテリをご利用頂くと、屋外でも測定することが可能です。
※バッテリ(オプション品)の販売は2018年3月末日をもって終了させていただきました。
- 光源はどのようなものを用いていますか。
- 3波長のLEDを用いています(660、805、880nm)レーザー光源を用いていないため、電源立ち上げと同時に使用できます。
- 光源により、指を火傷したりしませんか。
- 人体に影響の無い光を用いているため、心配ありません。